環境対策講座

ウィクロスにおけるメタを学ぼう

ウィクロスにおけるメタを学ぼう
ぬめ

わっぴ~
ウィクロス環境対策委員会のぬめです。

この記事では「リコレクトセレクター」以降のパックで収録された10ルリグに加えて要望の多かった防衛派タマゴに対するメタカードを紹介します。

注意事項

メタカードの中でもシグニについては場に残ってないと効果を発揮しないものが多いです。この記事ではそのルリグの種族がどれくらいメタカードを除去できるかという点も考慮に入れています。除去する手段が少ない場合はメタカードとして紹介しています。

また、メタカードとして紹介するものは、なるべくどのデッキでも使えるカードを紹介します。例えばるう子のメタカードとして2止め花代を紹介してもほとんどのデッキは関係ありません。そのため、特定のルリグやパートナーシグニはメタカードとしては紹介しません。

最後になりますが、ここで紹介するメタカードは各デッキを自分が使ったあるいは使われた中でメタとして有効だと判断したカードです。かなり主観が入っていますが、ご了承ください。

月日の巫女 タマヨリヒメに対するメタ

月日の巫女タマヨリヒメは<シュート>によって相手の場のシグニをトラッシュに送り、エナを絞りつつ、毎ターンルリグで2回殴ってくるデッキです。シグニの要求は0点か1点がほとんどで、点を取る手段がルリグに依存しています。

そのため、メタカードとしては以下のようなものが有効です。

・ルリグアタックメタ
・ダメージ無効
・能力を失わせるシグニ

ルリグアタックメタ

ルリグアタックメタは多くのカードがあるため、いくつか代表して紹介します。

ルリグバリアを獲得できるカード

まず1枚目が【ルリグバリア】を獲得できるカードです。ルリグバリアはルリグによってダメージを受ける場合、かわりにバリアで防ぐことができます。

ルリグを凍結できるカード

タマは毎ターンルリグで2回殴ってくるため、ルリグを凍結することで2点分を守ることができます。

ルリグアタックを防げるカード

ルリグアタックを防ぐことで2点分を守ることができます。

ルリグアタックにエナコストを要求するカード

Pンライトが場にいると、タマはルリグアタックに2エナ、さらにルリグのアップに1エナの計3エナを払う必要があります。ただし、タマが自身の効果でアップした際はルリグの能力を失います。そのため、2度目のタマのアタックにはエナを支払う必要がないため注意が必要です。

ダメージ無効

タマは盾を0にし、<ホープ>によってシグニ3体のうち1体がバトルによって相手のシグニをバニッシュしたらアップすることで勝ちを目指すデッキです。シグニ3体のアタックを止める必要がある強力な効果ですが、自分の場にシグニが3体いればシグニによって受けるダメージは1点です。そのため、ダメージ無効のカードであれば比較的簡単に防ぐことができます。

能力を失わせるシグニ

タマは<シュート>によるトラッシュ送りと<大装 エナジェ>の「バニッシュ時にデッキの上から5枚見て<アーム>のシグニを手札に加えるかエナに置く」効果でリソース差を付けて戦うデッキです。そのため、能力を失わせるシグニを使うことで<シュート>やエナジェのバニッシュ時効果を防げるため戦いやすくなります。

閃花繚乱 花代・参に対するメタ

閃花繚乱 花代・参はシグニによる点要求とガード不可で勝ちを目指すデッキです。<羅輝石 ドラゴアゲート>の登場により、<アサシン>でも攻めれるようになりましたが、基本的にシグニによる要求はパワーを参照するものが多いです。

そのため、メタカードとしては以下のようなものが有効です。

・ルリグアタックメタ
・パワープラス

ルリグアタックメタ

花代はタマと違って2回殴るわけではありませんが、ガードができないためルリグアタックで確実に1点を取ってきます。そのため、ルリグアタックに対するメタが有効です。

パワープラス

レベル1シグニの<羅闘石 アメジスト>、レベル2シグニの<羅闘石 ヒスイ>、レベル3シグニの<羅闘輝石 アダマスフィア>はいずれもパワー5000以下、10000以下、12000以下と除去できるパワーラインが決まっています。そのため、パワー13000以上のシグニや効果によってパワープラスができるシグニはメタとして有効です。ただし、レベル2以下のシグニは<羅輝石 花代//メモリア>によって除去されるので基本的にはレベル3シグニのパワーをプラスして13000以上にしましょう。

ロストコード・ピルルクに対するメタ

ロストコード・ピルルクはスペルを駆使してハンデスや点要求をするデッキです。<コードハート Vキューム>の起動効果で<UPDATE>を1コストで使用し、ハンデスでルリグの点を確実に通したり、相手の次のターンの動きを抑制できます。

そのため、メタカードとしては以下のようなものが有効です。

・ハンデスメタ
・スペルメタ
・コードハート リメンバ//メモリア

ハンデスメタ

ピルルクに対するもっとも簡単なメタはハンデスメタです。<サーバント #>を捨てられないようにすることはもちろん、<UPDATE>も手札を2枚捨てることで点要求を抑えることができます。

スペルメタ

ピルルクはスペルを駆使してハンデスや点要求を行います。そのため、スペルに対するメタも有効になります。ピルルクはエナを増やすカードがほとんど入っていないため、スペルの使用に支払うエナコストの増加によって動きを抑制することができます。

コードハート リメンバ//メモリア

<コードハート Vキューム>が起動効果でスペルのコストを踏み倒して使用するため、<コードハート リメンバ//メモリア>の起動効果にエナコストを要求する効果もメタとして有効です。

讃型 緑姫に対するメタ

讃型 緑姫は【ランサー】やアタック時バニッシュで攻めるデッキです。メインフェイズ中にシグニを除去できるカードの採用は少ない傾向にあるため、メタとしては以下のようなものが有効です。

・能力を失わせるシグニ
・アタックフェイズ開始時にシグニのアタックを止めるシグニ

能力を失わせるシグニ

タマに対する能力を失わせるシグニは主に相手の動きを阻害するためのメタですが、緑姫に対する能力を失わせるシグニは点数を抑制するためのメタです。そのため、タマよりも緑姫の方がメタとしての重要度は高くなります。

アタックフェイズ開始時にシグニのアタックを止めるシグニ

<羅星 ノヴァ//メモリア>は自身を手札に戻すことでレベル2以下のシグニ1体のアタックを、<聖魔 サキュ>は自身をトラッシュに置くことでシグニ1体のアタックを止めることができます。前述したとおり、メインフェイズ中にシグニを除去できるカードの採用が少ない傾向にあるため点数を抑制できるメタとして有効です。

挟界の閻魔 ウリスに対するメタ

挟界の閻魔 ウリスは自身のシグニをトラッシュに置くことで効果を発動するシグニと効果でトラッシュに置かれたときに発動する効果を持つシグニを駆使して点要求を行うデッキです。シグニの除去手段はパワーマイナスが多いため、メタとしては以下のようなものが有効です。

・パワープラス

パワープラス

ウリスはパワーマイナスでシグニを2面除去し、残りの1面を<凶魔姫 アンナミラージュ>でアタック時に除去する動きが強力です。ただし、<凶魔姫 アンナミラージュ>でバニッシュするシグニはこちらが選ぶため、シグニ2体が残れば点要求を抑えることができます。花代と違ってレベル参照によるバニッシュの採用は少ない傾向にあるため、全体的なパワープラスがメタとして有効です。

満月の使徒 小湊るう子に対するメタ

満月の使徒 小湊るう子は<聖天姫 アダム>と<聖魔姫 イヴ>の2種類のパートナーシグニを駆使し、シグニ1点とルリグ1点の要求を続けるデッキです。アダムとイヴは起動効果でダウンし、残りのシグニで1点要求とアダムの効果でガードに2エナ要求する動きが基本となるため、メタとしては以下のようなものが有効です。

・ルリグアタックメタ
・聖天姫 エクシア
・コードハート リメンバ//メモリア
・コードラビリント クイン

ルリグアタックメタ

ルリグアタックに対するメタはるう子にも有効です。特に<ルリグバリア>は<夢限の理>を使われた際に<サーバント #>が引けなかった場合の保険にもなるため、積極的に獲得しましょう。

聖天姫 エクシア

聖天姫 エクシアは自分のシグニが対象にとられたときに、シグニゾーンを1つ選択しそのシグニゾーンにいるシグニのアタックを封じることができます。もちろんエクシアは多くのデッキに対してメタとして有効ですが、シグニの点要求が少ないるう子に対しては特に刺さります。

コードハート リメンバ//メモリア

アダムとイブはもちろん、<聖魔 セーレ>や<聖魔 シャックス>も起動効果でダウンしてパワープラスができます。起動効果を多用するため、リメンバ//メモリアはメタとして有効です。

コードラビリント クイン

コードラビリント クインはアタックフェイズ開始時に相手のシグニ2体の配置を入れ替えることができます。この効果はアタックフェイズ開始時にイヴの効果で手札に戻されていても使用できるため、相手のアップ状態のシグニとダウン状態のシグニの配置を入れ替えることで点要求を抑えることができます。前述したシグニの起動効果を使用した場合、シグニで点を取ることが難しくなるためメタとして有効です。

熾炎舞 遊月・参に対するメタ

熾炎舞 遊月・参はランデスによって相手の動きやアーツによる防御を封じながら戦うデッキです。シグニ除去による点要求だけでなくルリグ効果によるアサシン付与でも点要求が可能です。<龍獣>のシグニはメインフェイズ中にパワー8000以下のシグニを、アタック時に12000以下のシグニを除去できるためサキュやシイラのようなメタも刺さりにくいです。ただし、ハンドと違ってエナに上限はないため、ランデスしきれないほどエナをためることで抗うことができます。その他のメタとしては以下のようなものが有効です。

・ランデスメタ
・大幻蟲 ベル・クリケット

ランデスメタ

数は少ないですが、ランデスメタのカードも存在します。ただし、ハンデスメタと違って場に立てる必要があるため、ハンデスメタと比べると重要度は落ちます。

大幻蟲 ベル・クリケット

大幻蟲 ベル・クリケットは常時効果でアタックフェイズの間正面のシグニのパワーを2000マイナスし、各アタックフェイズ開始時にパワー10000以下のシグニの能力を失わせます。遊月のパートナーシグニである<幻闘竜姫 スヴァローグ>はパワーが10000のため、能力を失いランデスやアタック時12000以下バニッシュができなくなります。パワー10000以下のシグニがアサシンを得てもベルクリケットの効果で失うため、メタとして有効です。

あきら☆らっきーに対するメタ

あきら☆らっきーは、アタックフェイズの間<遊具>のシグニが場を離れた時手札から<遊具>のシグニを場に出す効果を駆使し、攻めと防御を行うデッキです。また、ルリグアタック時に手札を3枚捨てないとダメージを与える強力な効果もあります。そのため、メタとしては以下のようなものが有効です。

・ルリグアタックメタ
・ハンデスメタ
・パワープラス
・大幻蟲 ベル・クリケット

ルリグアタックメタ

あきらはルリグアタックするたびに3ハンデスかダメージを選択する必要があります。そのため、ルリグアタックメタは有効になりますが、特にルリグアタックそのものを封じるルリグ凍結が刺さります。

ハンデスメタ

ピルルクと比べてあきらは細かいハンデスを繰り返すのではなく、一気にハンデスしてきます。そのためトウチュー・カソ―やアメーバの効果が使いやすく、ピルルクよりもハンデスメタが有効になります。

パワープラス

<遊具>のシグニはパワーマイナスによってシグニを除去し点要求を行います。そのため、<参ノ遊姫 ボールペンマワシ>で除去されないパワー13000以上になるようにパワープラスすることでシグニの点要求を抑えることができます。

大幻蟲 ベル・クリケット

あきらに対するベル・クリケットは守りではなく攻めのメタカードとして有効です。遊具のシグニはアタックフェイズの間場を離れると手札から<遊具>のシグニが場に出てくるため、シグニによる点要求を抑えることができます。そのため、ベル・クリケットで能力を失わせることで場を離れたときの効果が使えなくなるため、点要求がしやすくなります。

参式 一衣に対するメタ

参式 一衣はガードする際に代わりにエナゾーンにある<植物>のシグニをトラッシュに置ける効果と<羅植姫 ジャックビーンズ>による点要求と防御が強力なデッキです。また、<本当の気持ち>によって手札をすべてエナゾーンに置かれるため、その瞬間ガードができなくなってしまいます。そのため、メタとしては以下のようなものが有効です。

・ルリグバリアを獲得できるカード
・能力を失わせるシグニ

ルリグバリアを獲得できるカード

<本当の気持ち>を使われると<サーバント #>がなくなり、ガードができなくなってしまうため、ルリグバリアを獲得できるカードがメタとして有効です。ただし、他のルリグと比べてルリグアタック時に効果があるわけではないので重要度は高くありません。

能力を失わせるシグニ

一衣に対する能力を失わせるシグニは守りではなく攻めのメタカードとして有効です。あきらと違い、シグニが場を離れたときにシグニを場に出す効果はジャックビーンズと採用が分れる<羅植姫 ラベンダー>くらいしかないため、シグニ1体の能力を失わせる効果で十分点要求が可能となります。

エニグマ/メイデン イオナに対するメタ

エニグマ/メイデン イオナは<迷宮>のシグニが場に出たときにシグニゾーンに5000マイナスを振り、相手のシグニをそのゾーンに移動させて除去していくデッキです。ゾーン指定のマイナスなので、エクシアのような対象にとられたときに発動する効果を無視して点要求ができます。ただし、シグニの除去手段はパワーマイナスが多いため、メタとしては以下のようなものが有効です。

・パワープラス

パワープラス

イオナのパートナーシグニである<コードラビラント ルーブル>はアタックフェイズの間正面のシグニのパワーを7000マイナスできます。これとイオナの効果で振っている5000マイナスを合わせることで正面のシグニのパワーを12000マイナスできます。そのため、パワーラインは8000以上、13000以上を意識してパワープラスすることで除去されにくくなります。

プロフェッサー 防衛者Dr.タマゴに対するメタ

プロフェッサー 防衛者Dr.タマゴは【ゲート】とゲートがあることで効果を発揮する防衛派という派閥のシグニを駆使して戦うデッキです。序盤は点要求よりもリソースを奪うことに注力し、中盤から終盤にかけて点要求を行い相手の反撃を封じながら戦うデッキです。防衛派で対策すべきは<羅星姫 ノヴァ//THE DOOR>ではなく<蒼魔 バン//THE DOOR>や<アイン=サンガ//THE DOOR>のような下級シグニです。これらのシグニによってパワー関係なくターン終了時に除去されるため、優先して対策が必要です。そのため、ハンデスメタはもちろんですが、メタとしては以下のようなものが特に有効です。

・シャドウ(レベル2以下)を付与できるシグニ
・大幻蟲 ベル・クリケット
・聖美 チョウコクトー

レベル2以下シャドウを付与できるシグニ

下級の防衛派のシグニの能力からシグニを守れる優秀なメタカードです。<聖天 ヴィゾフニル>は付与できるシグニの条件がないため、パワー13000以上のシグニに付与することで除去されにくくなります。

大幻蟲 ベル・クリケット

下級の防衛派のシグニを失わせる防衛タマゴに対するメタカードの中でも特に強力なシグニです。ベル・クリケットをゲートがないシグニゾーンの正面に配置することで、<羅星姫 コスチュム//THE DOOR>の効果で除去するか、シグニのパワーをプラスしない限りベル・クリケットが除去されなくなるため、防衛タマゴに対しては積極的に場に立てましょう。

聖美 チョウコクトー

聖美 チョウコクトーはシャドウ(レベル2)を持ちながらアタックフェイズ開始時にレベル1のシグニの能力を失わせる効果を持っています。レベル1のシグニの能力を失わせることができるため、サンガ//THE DOOR のターン終了時にパワープラスする効果も使えなくなるため次のターンの点要求が簡単になります。

その他メタカード

ここでは、まざまなデッキ、あるいは特定のカードに対するメタカードを紹介します。

幻蟲 ミュウ//ディソナ

レベル2以下のシグニの出現時効果が発動しなくなります。花代の下級シグニによる除去や緑姫のランサーやパワープラスができなくなります。

牙・ミカエラ

次の相手ターン終了時までシグニの自動効果が発動しなくなります。ピルルクのUPDATEや一衣のジャックビーンズ、あきらの遊具のシグニの効果が発動しなくなります。

翠将姫 ヒデヨシ

出現時効果でエナゾーンからカードを4枚まで下に置き、相手のシグニの自動効果、出現時効果、起動効果が発動する場合下のカードを2枚トラッシュに置くことで発動した効果を無効にできます。

聖魔 プルソン

自分のターン中にデッキからカードが1枚以上トラッシュに置かれたとき、相手のすべてのシグニは能力を失います。エクシアのような対象に取られたときに発動する効果や【シャドウ】に対するメタになります。

まとめ

この記事ではメタカードについて解説しました。

メタカードは環境や自分が使うルリグの苦手なところを理解し、最適なメタカードを採用することで勝ちに近づきます。ただし、メタカードを採用する際はデッキの動きを阻害しない程度に留めることが重要です。相手の点要求を抑えたとしても、自分が点要求できなければメタカードの効力が小さくなってしまいます。また、メタカードを採用したからといって簡単に勝てるようにはなりません。

そのため、まずはデッキの戦略を理解し、プレイングの練習をしたうえで最適なメタカードを採用しましょう。

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ぬめ
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ウィクロス環境対策委員会
『BEGINNING SELECTOR』からウィクロスを始めました。 ディソナ杯優勝/フェゾーネ杯優勝
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